「LINE公式アカウントを作ったものの、一斉配信しかしていない」
「友だちは増えているけれど、実際に何人が体験や入会につながっているのかわからない」
「WEB広告からLINE登録までは計測できても、その後の入会まで追えていない」
フィットネスジムを運営していると、このようなLINE運用の課題が出てくることがあります。
そこで活用できるのがLステップです。
Lステップを活用すると、LINEを単なる「お知らせ配信ツール」ではなく、 見込み客の獲得・体験予約・入会促進・顧客管理・分析までをつなぐマーケティングツール として活用できます。
特にフィットネスジムでは、広告・SEO・MEO・SNSなどで認知を獲得したあと、 WEBサイトやLINE、体験・見学を経て入会につながるケースがあります。 そのため、LINE登録後の見込み客とどのようにコミュニケーションを取り、入会につなげるかが重要です。
本記事では、フィットネス施設の運営・マーケティングに携わるミヤウェルネスが、 Lステップをフィットネスジムの集客・入会・継続にどう活用できるのかを具体的に解説します。
Lステップとは?
Lステップは、LINE公式アカウントと連携して利用するマーケティング・CRMツールです。
LINE公式アカウントでもメッセージ配信などはできますが、Lステップを組み合わせることで、 シナリオ配信やセグメント配信、回答フォーム、予約管理、顧客管理、流入経路分析など、 より細かなマーケティング施策を設計できます。
LINE公式アカウント = 顧客とコミュニケーションするための基盤
Lステップ = LINEを活用して顧客管理・自動化・分析を行うための仕組み
なぜフィットネスジムとLステップは相性がいいのか
フィットネスジムは、WEBサイトを訪れたユーザーがその場ですぐ入会するとは限りません。
このように、認知から入会までに複数のステップが存在します。
そこで重要になるのが、まだ入会していない見込み客との接点を維持することです。
WEBサイトを一度離脱したユーザーへ継続的にアプローチするのは簡単ではありません。 一方でLINEに登録してもらえれば、その後も施設情報や体験案内などを届けられます。
さらにLステップを活用することで、 「全員に同じメッセージを送る」のではなく、 ユーザーの興味や状況に合わせたコミュニケーションを設計しやすくなります。
フィットネスジムで使えるLステップ活用方法7選
1|WEBサイトからLINE友だちを獲得する
まずはWEBサイトを訪れたユーザーに、LINEへ登録してもらう導線を作ります。
- 体験予約
- 見学予約
- キャンペーン情報
- 入会相談
- 料金案内
- パーソナルトレーニング相談
ここで重要なのは、単純に「LINE友だち追加はこちら」とするのではなく、 ユーザーがLINEに登録する理由を明確にすることです。
「LINEでジムについて相談」
「LINEで料金・キャンペーン情報を確認」
など、LINE登録後に何ができるのかを分かりやすく伝えましょう。
2|どこからLINE登録されたのかを把握する
Lステップを活用するメリットの一つが、流入経路を分析できることです。
例えば、流入元ごとにLINE登録を分けて計測します。
| 流入経路 | LINE登録 | 体験 | 入会 |
|---|---|---|---|
| Meta広告 | 50 | 15 | 8 |
| Google広告 | 30 | 12 | 9 |
| 40 | 5 | 2 | |
| チラシ | 20 | 8 | 5 |
※上記は考え方を示すための一例です。
この場合、LINE登録数だけを見るとMeta広告が最も多くなっています。 しかし、最終的な入会まで見ると評価は変わる可能性があります。
フィットネスジムの集客では、 広告費 → WEBサイト → LINE登録 → 体験 → 入会 までを一つの導線として分析することが重要です。
3|アンケートで見込み客の目的を把握する
LINE登録後に簡単なアンケートを実施し、ユーザーがジムを探している目的を把握する方法もあります。
・ダイエット
・筋力アップ
・運動不足解消
・健康維持
・パーソナルトレーニング
・その他
回答内容に応じて顧客情報を整理しておけば、その後の配信にも活用できます。
例えば、 「ダイエット目的」 「筋力アップ目的」 「運動初心者」 「パーソナル希望」 などに分けておくことで、ユーザーに合った情報を届けやすくなります。
4|一斉配信を減らし、ユーザーごとに配信内容を変える
LINE運用で注意したいのが、 すべての友だちに同じ内容を一斉配信し続けることです。
例えば、すでにジムへ入会している人に「入会キャンペーン実施中」という案内を何度も送ったり、 ダイエット目的で登録した人に本格的な筋力トレーニングの情報ばかり送ったりすると、 そのユーザーにとっては興味のない情報になってしまう可能性があります。
せっかく友だちを増やしても、ブロックされてしまえば、 その後のコミュニケーションは難しくなります。
そのためLINEマーケティングでは、 「何を送るか」だけではなく「誰に送るか」も重要です。
Lステップを活用すれば、アンケート回答やユーザーの属性・行動などに応じて、 配信対象を分けることができます。
| ユーザー | 配信する情報の例 |
|---|---|
| ダイエット目的 | ダイエット・運動習慣に関する情報 |
| 筋力アップ目的 | マシン・フリーウェイト設備の紹介 |
| 運動初心者 | 初めてのジム利用方法・サポート内容 |
| 未入会者 | 体験・見学・入会キャンペーン |
| 既存会員 | 施設情報・イベント・トレーニング情報 |
もちろん、一斉配信そのものが悪いわけではありません。 営業時間変更や休館、設備に関する重要なお知らせなど、 全員に伝えるべき情報には一斉配信が適しています。
一方で、キャンペーンや販促情報まで毎回全員に送るのではなく、 興味・属性・入会状況に応じて配信を分けることで、 不要なメッセージを減らし、ブロックの抑制にもつながります。
これがフィットネスジムのLINE運用で重要な考え方です。
5|体験・見学までを自動フォローする
フィットネスジムでは、LINEに登録した時点で入会が決まっているとは限りません。
「あとで考えよう」「他のジムと比較してみよう」と検討している人もいます。 そこで、LINE登録後に段階的に情報を届ける方法があります。
友だち登録のお礼・施設案内
初めてジムを選ぶときのポイント
施設・マシン・サービス紹介
よくある質問
体験・見学の案内
このようなシナリオを設計することで、見込み客へのフォローを自動化できます。
ただし、配信数を増やせば成果が上がるわけではありません。 ユーザーにとって必要な情報を、適切なタイミングで届けることが重要です。
6|体験・見学予約の離脱を減らす
体験や見学を予約してもらった後も、LINEを活用できます。
予約完了のお知らせ
体験・見学のリマインド
持ち物やアクセスの案内
予約を獲得して終わりではなく、 実際に店舗へ来てもらうところまでを一つの導線として設計することが重要です。
7|入会後の会員コミュニケーションにも活用する
Lステップは新規集客だけに使うものではありません。 既存会員とのコミュニケーションにも活用できます。
- 入会直後の施設利用案内
- 初心者向けのマシン利用方法
- トレーニング情報
- イベント告知
- パーソナルトレーニングの案内
- 会員アンケート
- 利用状況に応じたフォロー
フィットネスジムでは、新規入会者を増やすことと同時に、 既存会員に継続して利用してもらうことも重要です。
だけではなく、
集客 → 入会 → 利用 → 継続
までを一つのマーケティングとして考えます。
フィットネスジムのLステップ導線設計例
ここまで紹介した内容を一つの流れにすると、次のような導線を設計できます。
広告・SEO・MEO・SNS・チラシ
WEBサイト
LINE友だち追加
流入経路を記録
アンケートで目的を取得
ユーザーを分類
目的に応じた情報配信
体験・見学予約
予約リマインド
来店・入会
入会後フォロー・継続支援
ここまで設計できると、LINEは単なる「お知らせ配信ツール」ではなく、 見込み客の獲得から入会・継続までをつなぐCRMとして活用できます。
Lステップを導入するだけでは集客は増えない
ここは非常に重要なポイントです。
Lステップを契約しただけで、自動的にジムの入会者が増えるわけではありません。 Lステップはあくまで、マーケティングを実行・改善するためのツールです。
例えばLINE登録者自体が少ないのであれば、 WEBサイト・広告・SEO・MEOなど、LINE登録より前の集客に課題がある可能性があります。
これからフィットネスジムを立ち上げる場合は、 LINEだけでなく事業計画・立地・設備・集客まで含めた全体設計が重要です。 詳しくは 「ジム開業の完全ガイド」 でも解説しています。
LINE登録は多いのに体験につながらないのであれば、 LINE登録 → 体験の導線を改善します。
体験は多いのに入会しないのであれば、 体験 → 入会の部分を確認する必要があります。
このように顧客導線を分解し、 どこに課題があるのかを数字で把握することが重要です。
「LINE友だち数」だけをKPIにしない
LINEマーケティングでは、友だち数だけを追わないことも重要です。
フィットネスジムであれば、次のような数字を確認していきます。
- LINE新規登録数
- WEB → LINE登録率
- LINE → 体験予約率
- 体験予約 → 来店率
- 体験 → 入会率
- LINE経由入会数
- 流入経路別入会数
- 流入経路別CPA
- LINEブロック率
例えば広告から100人のLINE登録を獲得できても、 最終的な入会が1人しかいなければ、 広告またはLINE登録後の導線を見直す必要があるかもしれません。
一方でLINE登録が30人でも、そのうち10人が入会しているチャネルであれば、 予算を増やす判断につながる可能性があります。
さらにブロック数・ブロック率も定期的に確認することで、 「配信回数が多すぎないか」「興味のない情報を送っていないか」を見直す材料になります。
Lステップ導入時の注意点
最初から複雑に作りすぎない
Lステップには多くの機能があります。 しかし、導入時から大量のタグ・シナリオ・分岐を作ってしまうと、 運用担当者自身が管理できなくなる可能性があります。
まずは次のようなシンプルな設計から始める方法があります。
成果を確認しながら、必要なタグやシナリオを追加していきましょう。
配信しすぎない
LINEはユーザーとの距離が近い反面、 興味のない情報や不要なメッセージが頻繁に届けば、ブロックされる可能性があります。
配信数だけではなく、クリック・予約・入会などの反応やブロック率を確認しながら、 配信内容と配信対象を改善していくことが重要です。
LINEだけで完結させようとしない
Lステップだけですべての集客課題を解決する必要はありません。
WEBサイト、Googleマップ、SNS、WEB広告、チラシ、店舗での接客など、 それぞれに役割があります。
重要なのは、それぞれの施策をLINEにつなぎ、 さらに最終的な入会まで分析できる状態を作ることです。
フィットネスジムのLステップ導入・運用をサポート
Lステップには多くの機能がありますが、 実際に成果につなげるためには、ツールを導入するだけではなく、 「誰に・何を・どのタイミングで届けるのか」という導線設計が重要です。
株式会社ミヤウェルネスでは、フィットネス施設の運営・マーケティング経験をもとに、 LINE・Lステップを活用したマーケティングの導入・運用支援を行っています。
- LINE・Lステップの初期設定
- アカウント・配信導線の設計
- 顧客属性に合わせた配信設計
- 運用サポート
- 導入後のアフターサポート
- 各種クリエイティブ制作のご相談
「LINE公式アカウントはあるけれど活用できていない」
「一斉配信だけの運用から改善したい」
「LINE登録から体験・入会までの導線を作りたい」
といったフィットネス事業者様は、導入・運用サポートについてお気軽にご相談ください。
Lステップについてよくある質問
まとめ|Lステップは「LINE配信」ではなく「入会までの仕組み」を作る
フィットネスジムでLステップを活用する目的は、メッセージをたくさん配信することではありません。
この顧客導線を作り、それぞれの数字を改善していくことが重要です。
特に「どこからLINEに登録したのか」だけではなく、 「そのユーザーが最終的に入会したのか」まで把握できる仕組みを作れば、 広告・SEO・MEO・SNSなどのマーケティング施策も評価しやすくなります。
また、一斉配信を続けるのではなく、 必要な人に必要な情報を届けることで、LINEを長期的な顧客接点として活用する という視点も大切です。
株式会社ミヤウェルネスでは、フィットネス施設の運営経験をもとに、 ジムの開業・運営・集客・マーケティングに加えて、 LINE・Lステップの導入・運用支援も行っています。
LINE公式アカウントを作ったものの活用できていない、 一斉配信中心の運用を改善したい、 LINEから体験・入会につながる仕組みを作りたいという事業者様は、お気軽にご相談ください。